日常
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ソライロ
「今日はとても星が綺麗だね」
不意にあなたはそう呟いた。
「ええ、そうね」
私は素っ気なく答えた。
都会のビルの屋上、景色は電飾の海で、本当に星のようで。
「この色に染まったら、どんな感じなのかな」
「きっと、綺麗な雨が降るわ。
あなたも見たでしょう?」
「あぁ、見たよ。とても綺麗だった。
もう一度、見れたらなぁ」
あなたは悲しく呟く。
「私は嫌よ。もうあんなもの見たくないわ」
だって、辛いじゃない。
この海に染まってくあなたを見る景色なんて。
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