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もうすぐ始まる

坂道を上りながらこう考えた。

今もし坂道を下るとどうなる?

生温い!

今もし坂道を転げ落ちるとどうなる?

生温い!

今もし坂道でスケボーに乗るとどうなる?

ふむ。

どうやら、答えはコレのようだ!

俺はドンキ・ホーテに走り、スケボーを購入した。

元の坂道に戻った。

包装を破り、勾配があるアスファルトにスケボーを据えた。

右手でスケボーを押さえ、左手で地面を押さえ、ゆっくりと躰を乗せた。

ぷるぷると左手が震えた。

左手一本では到底支えきれない。

右手もアスファルトに付けた。

がくん、とスケボーが下がった。

もうすぐ始まる!

両手がアスファルトから離れた。

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