恋愛 | 文字数: 1336 | コメント: 0

ラベンダーの香りに包まれて

「ん?」
「あぁ!」
「ありがとう。」
「食器洗ってくれたんだ」

夕食後
リビングで くつろいでいると
彼女が何か探してる様子で入ってきた。

「こっち来て 手 出して」

彼女の手を両手で包み込む

「あぁ~やっぱり・・・冷たい!」
「ここに座って」
「向かい合ってがいいかな?」

「探し物はコレ?」
「はい!ハンドクリーム塗るでしょ?」

何で 持ってるの?って
キョトンとしてる彼女がかわいい

「近くにおいで!塗ってあげるから」
「い~いからぁ~」

ためらう彼女の手を取り

「じゃぁ~手の甲からゆっくりクルクル~」
「ん?オレの手のひら 温かい?」

彼女の表情がゆるむ

「クス。喜んでくれるとオレも嬉しい」
「じゃぁ~リラックスして」
「大きく深呼吸して~吸って~吐いて~」
「肩の力抜いて~吸って~吐いて~」

心地良いラベンダーの香りが二人を包み込む

「この香り好き!」
「じゃぁ~オレの指先でゆっくりマッサージするよ」
「小指から・・・クルクルぅ~
 自分のペースで深呼吸続けて。」
「指 痛くない?うん、続けるよ・・・。」

気持ち良さそうな表情の彼女・・・
見てるだけで癒されるんだよねぇ~

「薬指クルクル~1本ずつゆっくりねぇ~」
軽くうなずく彼女

「中指クルクル~いつも頑張ってる手だよねぇ~」
照れながら微笑む彼女がかわいい

「人差し指クルクル~ありがとねぇ~」
うつむく彼女がかわいい

「親指はギュギュギュ!
 ほら!指先 温かくなったねぇ~」
「二人の手のひらを絡めてギュ!クス」

顔を上げた彼女と目が合う
「かわいい・・・」
唇に軽くキス・・・

「反対の手も・・・」
照れてる彼女がかわいい。

「なぁ~に?ダメなの?オレがしたいのに・・・。」
「クスクス」
「ほら もっと近くにおいで」
更に近づく距離 
彼女の呼吸に変化が・・・。

「ゆっくり・・・手の甲から・・・。」
「ん? なんか・・・顔・・・あかいよ?」
心を見透かされたようにソワソワする彼女

「小指クルクル・・・ねぇ~大丈夫?」
トロンとしはじめた彼女の表情が色っぽい。

「薬指クルクル・・・ん?どうしたの」
明らかに彼女の様子に変化が・・・。

「中指クルクル・・・何か・・・変だよ?クス」
悪戯っぽく聞いてみる

「人差し指クルクル・・・ねぇ~もしかして・・・」
わかっているが続ける。

「親指・・・ギュギュギュ・・・クスクス・・・かわいい」
「手のひら合わせてギュ!クスクス」
「こっちに~こい!」
急に引っ張られ胸に崩れ込む彼女を抱きしめ

「かわいい声 出ちゃったねぇ~好きだよ。」
「体ギュ~!!かわいい。」
ディープなキス

「指・・・クルクルされて気持ち良くなったの?」
「大好きだよ!」
「クスクス」
「後ろからギュ~って抱きしめてぇ~」
「ほら オレの腕の中で気持ちよくなって いいよ」
「かわいい 大好き!」

コメント

コメントはまだありません。