日常 | 文字数: 857 | コメント: 0

未熟な悪魔使い

今日もまた電車が遅れて 会社を遅刻する …連日だ よくある人身事故だそうだ 死んで恨みを放つかの典型か? 最近は体温が低い人達が増え 心の悪魔がより大きくなっていると聞いている。 《ドスン …。》 黒いカタマリは降ってきた 脳裏の奥に響く 嫌に鈍い音と共に 天を突き刺巣様なビルから それは黒いスーツ姿の人間だ 幸いうつ伏せだが 頭蓋部より 綺麗な錆色の液体 生臭い臭いが広がり ちょうど赤ワインのボトルにラップをくるみ トマトケチャップをまぜて、ビルから落とし多様の如く 酸化鉄が還元されて黒くなる様に 心の悪魔がコンクリートに溶け出して行く ゆっくりとその人の生き様を表す様に ゆっくりと * この人は優しい人達だった 心に潜む悪魔がこれ以上育つのに 耐え切れなくなった 悪魔を殺す為に自ずと自らを絶ったのだ 程よく悪魔と共生するには そこそこの体温 即ち、元気が必要だ。 気のないものを食べ続け 気のない仲間と仕事をし 闇に病み 病気になる。 コンクリートに上に溶け出した悪魔が 洗浄した人に取りつき また、心を蝕んで行く …連鎖 精進した人は、悪魔を土葬か火葬するまで 上手く付き合い強いては滅ぼして行く 例えば燃え尽きた灰白く 白くなれば天命そして天使の化身 気のあるものを頂き 気のある仲間と仕事をし 勇気と根気で 元気でいる。 気のあるもの… 命 「いただきます」の心を深く考えで生きて欲しい。 * 気が消え また悪魔が溶け出しそうだ 《プァァァアンーーーーーンンッッ !!!》 また一人と、今日も人が降って来た… 文明の闇@鉄工所

コメント

コメントはまだありません。