日常 | 文字数: 516 | コメント: 0

[A君] 箱が好きだ。 箱は、手で掴める。 予想外の事態を引き起こさない。 自分の範囲。自分の範疇。身の丈で、超えない世界。 世界に安心、安全を見たいのだ。 [B君] 箱が嫌いだ。 箱は、狭くて窮屈で、息ができなくなる。 きっとこうなるであろう、と予測できる人生なんて、つまらない。 箱の人生なんて、囚人的で、生きた心地がしない。 刺激、期待、未来。世界に夢を見たいのだ。 [結局] 人は二分される。 A君か、B君か? A君は保守的・秩序的・現実的であり、B君は挑戦的・カオス的・未来的だ。 どちらが正しい、とかはない。 好みの問題で、どちらを選ぶか、なのだ。 安心のA君か、夢をみるB君か。 [僕] ちなみに僕はB君だ! 箱の外で、大きく深呼吸をしたいだけのこと。 「こうあるべき」、などと檻の中で息苦しいのは嫌なのだ。 一方で、僕は子供のよう。つまり、夢見がちで、幼いと思う。 ※ ただし、今がB君であっても、歳とともに次第にA君になっていくもの。 B君であり続けることは苦難があり、心身のエネルギーをひどく消耗するからだ。 大人はだいたいA君なのかも。

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