わしは短編小説の妖精じゃ!ハッハー!わしを押してみ?
白い砂浜の端に膝を抱えて、打ち寄せる文字を眺めている。 黒い水。手を差し入れると、手のひらにいくつかの文字が残る。 愛 勇気 どうにも使いづらい。手のひらに文字を載せて波を待つ。波が愛と勇気をさらって、代わりに別の字が残る。 フォーマルハウト 事象の地平線 意味が分からない。ため息をついた。 小説を書くことができれば、退屈な毎日がちょっとは面白くなるのかもしれないと思って、この砂浜にやってきた。 だけど打ち寄せる文字は、どれもこれもよくわからないものばかり。 どうして世界はこんなに平坦なのだろう、そうぼやいたとき、一つの文が打ち上げられる。 これがお前の心の中だ。 打ちのめされた。
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