日常 | 文字数: 342 | コメント: 0

エンコウ

街に出る。 いい予感。 前髪も一発で決まった。学校抜けるときも何も言われなかった。 ほらね。早速カッコイイお兄さん発見! あれは探してるね! 「お兄さんイケてんじゃん。お兄さんなら3でいいよ」 「ホント?えー?でも君カワイイのに慣れてるねー!なんか信じられないなー」 「そんなんカテーのジジョーだよ。ヤボ言ってると他行っちゃうよ」 「待って!実は僕縛るの好きなんだ。上乗せするから手首だけ……ね?」 「えー?ウケる。上乗せって?」 「君カワイイから3!」 「えっマジ?」 「マジ」 「じゃ特別」 「あの事件は酷かったね」 「縛られた上に酸だものな」 「確かめないのかね?」 「正直に言う奴がいるか?」 「言われて着いて行く奴がいるか?」

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