神楽月


窓の外で咲いていた紫陽花は
立ち枯れ方が微妙で
今日はブロンズ色だ


聖マリアン樹ホスピタルの向こうの原野では

薊咲く
秋の夕暮れ早々に

愍翔(mint)が一句詠っていた。

相変わらず網戸から冷たい風が吹き抜けた(イメージ)

雪虫が舞う

防災無線からは定時モニター用の

［七つの子］が聞こえてくる

あれから二年…
週末で、俺の命も終わりか…

フォトスタンドの葉似蘭(vanilla)に話かける

「［待たれよ休日］ってもんだ。」

もう、終わりなんだな …俺


＊＊＊週末


「なにクールに呟いてるんだい！

寒いとアチキは固まってしまうぜよ」

静かな病室のドア 「ﾊﾞ━ヾ(*´∀｀*)ﾉ━ﾝ☆」と登場する。

「寒いときもミネラルだよ！エブリィバディ☆」

翔子蘭(chocolat)が差入れを持って

ｷﾀ━━ヽ(´ω`)ﾉﾞ━━!!

ねぇ…ミント

ミントとチョコって最高のパートナーよね♡

［赤い靴］のフライ弁当を食べていた葉似蘭(vanilla)が


うっせー… ┃┃¨　╋┓！！

「何が最高だって？

チョコバナナの方が最高じゃん！」

いつもとちがう発言に←いや同じだから


･(￣ェ￣;) ｴｯ?
それってレズなの？

「そんなバナナ」とナナが言ったw


＊＊＊中略

今宵は最後の夜

そっと2人にしてやれよ

タクヤが発言し

ナオミが頷いた。


＊＊＊

黄昏に染まる病室

［ラストダンス］は[兎のダンス］

「てか… これしか知らないんだ…俺」

「うんっ … いいのぉ」←いつもとちがう発言に


戸惑う2人が Kis…


その時だ！

ブロンズゴールド色の紫陽花から［元気な玉］が溢れてきて

ミルミル回復するミント

コレだよ未来プルプルは！！


［その後］

プルプル♪


つづく