日常
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バット・モーニング
目覚めると、終点の姫路駅。
僕が降りるべき駅は、そこではなかった。
時計を見ると、夜の12時を回っていた。
「まさか?」
慌てて、駅員さんを捕まえて、戻る電車を尋ねるが、一言「無いです。」
ガビチョーン!
僕「ほ、ホテル、この辺にホテルありませんか?」
駅員「あっちの方にあります」
ほっ
改札を出ようとした。
ピンコン、ピンコーン!
WHAT?
表示「係員に知らせてください」
ちっ!通勤外かよ!
改札横の小窓越しに。
僕「出れないよ」
駅員「乗り越し料金を精算して下さい」
ク、ムカッ!
精算して、外に出ると、首元が寒いので、マフラーが無いことに気づいた。
アレー!?
「どこで、落としたのかな?居酒屋か?!」
クソッ!
少し歩いて、ホテルに到着し、ロビー。
僕「シングル・・
ホテルの人「ありません」
クソッ!
移動して、違うホテル。
僕「シングル・・
ホテルの人「満室です。」
ファック!
次のホテル
僕「シングル・・
ホテルの人「6500円です。」
やったー!しかし、オウマイガー!
お金を支払い、部屋に上がる。
服を脱ぎ散らかして、ベットにイン。
リリリーン
携帯の目覚まし
おや、ココはどこだ?
あー、昨晩、飲み過ぎて、乗りすぎて、ココか。
はあ、職場まで遠いな。
えらい出費だな。
はあ、都会暮らしは電車通勤で、コレがあるから嫌なんだよな。
転勤前の田舎生活が、恋しいな。
「あっ!、昨晩作っておいた魚のアラとアサリを使って仕上げたとっておきのオスマシ。」
腐らないようにと、鍋ごと冷蔵庫に冷やしていたのに、きっと二日も経てば、ダメになっているな。
「クソー、最悪だ。最悪の朝だ!」
ふらつきながら、姫路駅に行き、改札に入った。
ピンコン、ピンコーン!
表示「係員に知らせてください」
ファック!
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