旧祭り | 文字数: 486 | コメント: 0

ポポロンの猫

 ポポロンからメールが来た。久しぶりだった。5年ぶり? いやおととしの10月くらいにもらったのを思い出した。
ポポロンは都会の暮らしをやめて、故郷に帰っている。故郷には友人がいっぱいいるし、何やかややりたいことがいっぱいあるらしい。
けっこう妄想好きだから、北の国で世界征服の夢でも見ているのかもしれない。

 ポポロンは何だろう。不思議な人だ。優しいような、それでいて批判的な人で、おもてなしの上手な人だ。私も以前おもてなしを受けたことがあるし、すごく親切にされたことがあるんだけど、あまりにも自然にしてくれたので全部は思い出せない。
 
 ポポロンは今も青春してるんだよね。いつまでも魅力的な人だ。縁あって猫のミー太郎と暮らしているという。人懐こい雌猫だという。
薪ストーブの前で膝の上に乗ったミー太郎の写真を送ってきてくれた。なんかカレンダーの中の一枚みたいだ。

 いいな、ミー太郎は。ポポロンと一緒にサンセットを見たり、アホ毛を撫でてもらったり、爪を優しく切ってもらったりしてるんだろうな。ミー太郎のようにポポロンのおもてなしを受けてみたいな。

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